感謝状

2007/01/10




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昨年、日本ALS協会20周年式典で、感謝状をいただきました。

それは、郵便投票制度に対して原告になった功労に感謝してのものです。

2002年に初公判が開廷されました。その2年後に、公職選挙法が改正されたのです。

当時、マスコミ各社がこぞって私のところに、取材に押し寄せました。私の未知の経験でしたので大変興奮したことを思い出します。

その後、代筆によって10数年振りに、選挙に参加できたのでした。

選挙制度の改正は勿論喜ばしいことですが、自筆でなければ投票は認められないという矛盾、理不尽さに行政が目をつぶっていたことへの憤りのほうが、私にはウエイトが高かったのです。

原告は私を含めて3人でしたが、すでに2人は故人になってしまいました。

なにやら、ALSという病を象徴するようで、やり切れぬ痛切な思いでありました。

同時に、「次は俺か」という強迫観念にとらわれてしまうのでした。

ともあれ、このトピックスを契機にALSが全国区への第一歩を踏み出したことは確かなのです。