『風向き』

2009/07/13

 


今、どこの事業所でも、ヘルパー不足のようだ。

ちなみに、先日来より、板橋区と北区の全事業所を当たってみたが、

結果的には、全滅であった。

我々、利用者にとっては、深刻であり、切実でもある。

福祉行政ほど、政治の不始末が露骨に、

ダイレクトに、国民に影響する行政はないであろう。

ヘルパー不足の原因は、明らかである

1にも2にも、ヘルパーの待遇改善にある。

色々な意味で、ヘルパーは、社会的に市民権を得ていない。

例えば、ヘルパーに医療行為を認めていない事は、象徴的である。

身分を保証されていない。

労働条件が、確保されていない、などなど。

歴史が、浅い職種だけに、未整備の部分が多いのが、現状である。

抜本的な改革が必要であろう。

政府は、在宅医療を推進を唱えておきながら、

ヘルパーの待遇改善に、手つかずでは、

片手落ちどころか、両手落ちであろう。

その意味でも、停滞している自民党政治を変える必要があるであろう。

先日の、静岡知事選挙をみればわかるように、

風向きは、自民党にアゲインスト、なのである。

それが、必ずしも、民主党にフォローにはならないが。

風向きは、環境を変える以外に方法はない。

自民党は、その風向きにきづくのに、遅すぎたのである。

風向きを予測した議員もいただろうが。

トップがきづかなかった。

風向きを知る事は、病気においても、仕事でも、

恋愛においても、大事な事である。

風向きに気づかない人は,愚鈍のそしりを,免れないだろう。

風向きは、変わる時には、前兆があるはずである。

天候でいえば、気圧が変わるように。

気圧が、変わり始めたら、手をうたなければ。

2年ほど前に、万能細胞が発見されて、

ALS関係者は、これで風向きが変わると色めきたったが、

残念ながら、風向きは変わらなかった。

私も期待したうちの1人であるが。

熱帯性低気圧が起こらなければ変わらない。

ALSは、依然として停滞したままだ。

いずれ、風向きは変わるであろうが。