『インターナショナル』

2008/06/30

 




アメリカの大統領候補のオバマ氏の選挙戦は、興味深く検証に値するものである。

その一つに彼のキャッチフレーズ「Yes、.We.Can」がある。

この言葉は、彼を別にして、言葉の単独としても魅力ある言葉である。

多民族国家のアメリカに評価されたとしたら、

それは、インターナショナルな事だ。

オバマ氏が、アメリカの大統領に選出されると、

アメリカでは、初の黒人大統領の誕生になる訳である。

それは、時代の要請とでも言えるであろうか。

時代は、アパルトヘイトを始めとして、黒人の人権問題の風潮にあるからだ。

もし彼が落選すると、アメリカは、まだ、インターナショナルの風潮に至らないという事であろうか。

アメリカンローカルとも言えるであろうか。

11月の本選挙を、色々な意味で、その周辺事情を含めて注目したいものである。

「沖縄」を安易に語ってはいけないし、語る事もできない。

しかし、「沖縄」の歴史や文化を認識するにつれて、

日本のエゴが、明確になるような気がするのだが。

沖縄の文化の中でも、「沖縄サウンド」は、一種独特である。

それは、「沖縄ソウル」と、呼んでもいいかもしれない。民族の叫びでもある。

その「沖縄サウンド」の一つ「島唄」が、世界的に注目されているという、

「沖縄ソウル」が、インターナショナルになりつつあるのである。

これを機会に「沖縄」が、インターナショナルに認識されればと思うのである。

「沖縄」が、「OKINAWA」になる日が来る事を願いたい。

ALSという病が、世界的に認知されているかどうかは疑問である。

イギリスの物理学者のホーキンス氏がALSである事は、有名であるが、

アメリカの元大リーガー、ゲーリック氏がALSである事は、あまり認知されていない。

アメリカでは、ALSの事をゲーリック病として認識されているそうである。

先日、ALS患者の8割が、呼吸器装着を拒否して、

自然死を選択するというデーターを目にした。ショッキングなデーターである。

私は、呼吸器を装着して14年になる。

ALSは、呼吸器を装着してからが、第2の人生の始まりである。

確かに、呼吸器をつける事は、相当な決断を要する。

環境も状況もライフスタイルも一変する。

その辺が最大のネックとなる事は事実である。

ALSが、インターナショナルに認知される為には、ALS=死という図式ではなく、

ALS=呼吸器という認識が、広く医療関係者に広まる事は、もちろん、

一般認識としても定着する事が必要であろう。

そして、何よりも、ALS患者が、呼吸器を選択する意識改革が必要であり、

社会環境が整備される事が必要であろう。

しかし、皮肉な事に、ALSがインターナショナルになるにつれて、

ALSの治療の道が、何故か、遠くなるような気がするのである。

そんな中でも、私は、「Yes.I.Can」をキープしていきたいたいものである