『赤いパンツ』

2008/06/12

 




「食べ物の好き嫌いの多い人は、対人関係においても、その傾向がある」

という刺激的な発想は、興味深い。

それは、一概にはゆえぬが、確かに、その傾向はあるかもしれない。

その事を、検証できる訳でもないので、断定的に言い切る事が、

その種の発想を、より確実なものにするであろう。

私を例にとると、食べ物の好き嫌いはほとんどないが、

対人関係においては、好き嫌いが激しい。

最も私の場合は、単に、わがままにすぎないが。

人の好き嫌いや嗜好性は、どんな生理的メカニズムから発生するのであろうか。

興味深いところである。

DNAレベルなら、一目瞭然にクリアになるであろうが、

寝たきりの私の感性から、その辺を検証してみたい。

心理的に、精神的に安定して、充実している時は、

刺激的な色や音楽を受け入れ易い、対人的には、個性的な人にも対応できる。

逆に、不安定な時や落ち込んでいる時は、それらを拒絶しがちである。

私のように究極のALS患者は、変化に敏感である。

対人関係においては、あまり個性的な人は、受け入れがたい。

その辺が、わがまま、といわれるゆえんでもある。

私の場合の嗜好性は、心理的、精神的なバランスに支配されるようである。

ところで、最近私は、赤いパンツなどを履いてみようかと、おもっているのだが。