「今年の花見」

2007/4/9


「今年の花見」


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今年は、葛飾水元公園経由柴又を企画してみました。

あいにくの花冷えの天気でしたが、12人の参加スタッフのご支援のもとに、今年も無事に花見を楽しむことができました。

ありがとうございました。

来年も花見をできるという保証はない病気なので、いろいろな意味で複雑な気持ちではありました。

桜の枕詞は何だったけなと思いながら、ぼんやりと桜を見つめていました。

東京にもこんなに広くて素晴らしい所があるのだなあという印象の水元公園でした。

是非お勧めしたいスポットです。

柴又は、以前から気になる街でした。

寅さんこと渥美清、渥美清こと寅さんの、原風景のひとつを見てみたいという気持ちでした。

30年程前に何本か寅さんシリーズを観たことがありました。

その頃は、単純にこの映画の喜劇性を楽しんでいました。

最近、テレビで何本か寅さんを観る機会がありました。

そこでは、山田洋二監督のこの寅さん映画の意図するものは何かなと思うようになりました。

寅さんシリーズに限らず、山田洋二監督の一連の映画には、何か深い意図するものが、あるような気がするのです。

それは、日本人の精神風土、日本人の品格を再考することを訴えかけているように思えるのです。

私も、あと3年で還暦になります。

飛躍しますが、私自身の品格を考えても良い歳になっているなと思うのです。

ちなみに、渥美清さんは、病床で洗礼を受け、クリスチャンになったと聞く。

なんとなく、彼のその背景が分かるような気がするのです。

車窓の美しい桜並木を、夢のように眺めていたら一転にわかに雲行きが怪しくなり、帰宅したとたん、嵐のような風雨に見舞われたのでした。

風雲急を告げる何かがあったのでしょうか、ふとそんなことを思ったりしたのです。