2005/10/04

EOGセンサーです。



このセンサーは、視線の動きをキャッチして、それに反応するものです。

大変なすぐれ物です。

これは、ALS協会の千葉支部の長沼さんにお世話になりました。

深く感謝いたします。ありがとうございました。

額のセンサー(以前使っていたもの)に比べると、セットもコントロールも大変に楽なものです。

これによって、生き返った思いです。

でも、これが最後の砦だと思うと複雑な気持ちではあります。

しかし、自らの意志で、自在にコントロールできるものがあることは、

精神的に安堵を与えるようです。

左手の中指で3年。額で7年。

さて、この視線センサーでは何年、維持できるでしょうか?

酷使せず、いたわりながら、大切に使いたいと思っています。



ALSという病気は、すべてを奪い去るもののようです。

しかし、人の意志までは不可侵のようですので、それが唯一の救いであろうか。

自由に手足を動かすことができて、豊富な食物を味わうことができ

誤解を恐れずに会話ができ、そして、死の恐怖にさらされることもなく

呼吸ができた日々がなにかとてつもなく遠い日々のような気がするのだが・・・・。