2006/06/13






通称”みやさん”は、芸大美術学部の三年生です。

芸大と言えば、数ある大学の中でも、そのユニークさでは、

群を抜き、老舗の風格を持っている。

日本の美術家のほとんどが、芸大出身と言っても過言ではないであろう。

その彼女の作品をホームページに紹介させて頂いた。

その作品のタイトルは、『間結-mayu-2004』

コンセプトを紹介します。

間結、まゆ。

間を結っていく作業

蚕は成長の段階で自ら吐き出した糸で繭を結う。

外部から遮断された空間、繭。

私はかき集めた枝や布で自分と外との間を結っていく。

透けて見える不織布のかたまりの中からじっと外部を歩く人間を観察する。

刻々と間結は変化し続けて私はそこから脱皮する。

私はそのコンセプトを読んで、

「なるほど」と、感動してしまった次第です。

『間結』という造語にも、文学的に感心させらてしまったのです。

近々、大学の講義の一環として、京都に研究旅行に行かれるそうです。

そこでは、一般には未公開の国宝級の美術品をできるそうです。

なるほど、芸術家が芸術的センスを養うには、十分な条件を備えた大学であると思うのです。

おみやげ話を楽しみにしています。