謹賀新年

今年で、ALS生活も、21年目を迎えた事になる。

年々歳歳、あまり良い事はないが、

ALS生活に少々疲れてきたし、

うんざりもしてきた。

今年に入ってから、ALSの活動が活発になってきた。

いよいよ、ALSも最終章に入ってきたか。

それをうらずける兆候もある。

闘病20年は、長い、あまりにも長すぎる。

力を振るい起こして、エゴを支えてきたが、

それも限度がある。

何とか、浮上するきっかけを掴めればと思うのだが。

平成6年、病室で、洗礼を受けて以来14年、祈りを続けてきた。

その結果、宗教とは、健常者のものだという認識に至った。

我々障害者、病人は、健常者の祈りの題材に過ぎない。

批判を覚悟でゆえば、そういう事も言えるであろう。

いくら信教しても、何事も物理的に成就する事は、あり得ない。

闘病20年で、私は、自ら行動を起こし、道を切り開いてきたつもりである。

神に感謝する事は、全くないとはゆわないが。

現在は、残念ながらその程度の認識である。

「天は、自ら助くる者を、助く」

この言葉は、私の行動認識にジャストフィットするのである。

A型の血液の人は、ネガティブな発想で、自らを鼓舞する傾向があるが、

私も例にもれず、その傾向があるようである。

2009年、私は、クリスチャンをやめ、

心機一転、ALSと対峙しようと思う。

さしずめ、「人事を尽くして、天命を待つ」とゆった所であろうか。

モー、私の気持ちは、ALSでギューギューだ。